京都の世界遺産
日本各地に世界遺産はありますが、京都にも数多くの世界遺産が点在しているのをご存知ですか。日本の古都である京都には、歴史的に貴重な文化財が数多く存在していて、その価値は世界にも認められているのです。賀茂別雷神社(上賀茂神社) ・賀茂御祖神社(下鴨神社)・教王護国寺(東寺)・延暦寺・醍醐寺・仁和寺・宇治上神・高山寺・西芳寺(苔寺)・天龍寺・龍安寺・鹿苑寺(金閣寺)・慈照寺(銀閣寺)・清水寺・平等院・本願寺(西本願寺)・二条城。みなさん、いくつ知っていましたか?半分以上は聞いたことがある名所でしょう。京都には、世界にもよく知られた世界遺産が数多くあるのです。
源重信の別荘を重信の婦人から藤原道長が譲り受け、その息子の頼道が1052年、寺に改めたのが平等院です。京都の観光地の中でも人気がある、平等院鳳凰堂は、10円玉にも描かれている美しい建物です。藤原一族の栄華を現代に伝える、希少価値の高い建造物でもあります。池の中島に建てられ、水面に映し出された平等院鳳凰堂は、極楽浄土を連想する幻想的雰囲気も持っています。美しさと神々しさの中にも、幻想的な趣を持つ平等院鳳凰堂は、国内外で人気の観光名所になっています。
全国的にも有名な本願寺(西本願寺)は、浄土真宗本願寺派の本山です。親鸞聖人の娘の覚信尼が親鸞聖人没後、現在の知恩院付近に廟を建てて御影堂としたのを起源としています。1591年に現在の場所へ移されました。歴史を感じさせる荘厳な寺院にも関わらず、本願寺は人々の憩いの場になっています。本願寺には見所も多いのですが、特に南にある唐門は、黒塗りに極彩色の牡丹・唐獅子・竹・虎・麒麟・孔雀・人の彫り物が施され、芸術的価値があります。見事な彫り物を見ていると、時間の経つのも忘れてしまうことから、日暮らしの門とも呼ばれています。それと本願寺には、襖に竹林と雀を描いた雀の間があります。あまりに雀が生き生きと描かれていたため、襖にから2羽逃げ出したという面白い話があります。そのためこの雀の間を、別名抜け雀の間とも呼んでいます。
江戸幕府の面影を偲ばせる二条城も観光名所であり、世界遺産に登録されています。二条城は江戸に都を移した江戸幕府にとって、京の拠点となった城です。ここでは歴史的な会見や儀式が行われ、江戸時代の政治を垣間見ることができる歴史的価値もあります。時代をさかのぼったかのような錯覚を起こす二条城では、家康と豊臣秀頼が会見の場を持ち、15代将軍徳川慶喜が1867年に大政奉還を行っています。美しい庭園を臨める二条城は、江戸の時代を物語る証人ともいえるお城なのです。